「ブルータワー」(石田衣良)の読書感想文 書き方の例文 641字

 

読書感想文
「ブルータワー」(石田衣良)
※641文字※

 

広告

本を読んで、久々にワクワクそして切なくさせられたSFファンタジー小説です。

これは脳腫瘍で死を間近に控えた主人公の意識だけが、二百年後の世界へタイムスリップするというストーリーなのですが、その二百年後の世界というのがまたすごいのです。

致死率が高いウィルスの蔓延する世界、そのウィルスを避け、人々はブルータワーと呼ばれる塔の中で暮らしています。

そこに意識を飛ばされた主人公が世界を救うべく奮闘していくのですが、塔内での人々の対立、武力と武力の衝突など実に手に汗握る展開が待ち受けているのです。

さらに主人公はもちろんのこと、未来の世界に生きる面々たちが個性豊かで実に魅力的なのです。

ウィルスが蔓延し、外に出ることさえ許されず、それでも精一杯塔内で生きていこうとする面々には、思いっきり感情移入させられました。

それにしても、いつの世界にもやはりカースト制度というのは存在するものです。

この塔の中でももちろんこうした階級による歴然とした格差があるのですが、そんな中でも人は愛を忘れることはありません。

この主人公もまた、ある女性に戦いを通して惹かれていきます。

そしてその女性もまた、主人公に惹かれていくのですが、何しろ二人の間には二百年という高すぎる壁があります。

それが切ない純愛ラブストーリーになっていて、私自身本を読み進めながらこの二人には幸せになってほしいと願わずにはいられませんでした。

そんなブルータワーは、ファンタジーであり、純愛ストーリーでもあり、バトル要素も楽しめる贅沢な作品です。

 

⇊本が欲しくなった方はこちらから⇊