読書感想文
「マネジメント 基本と原則(エッセンシャル版)」(P.F.ドラッカー)
※748文字※
「マネジメントリーダーの条件」は、P・ドラッカーの著書からのエッセンスを抜き出して再編集した管理職必読の本(エッセンシャル版)です。
本来なら、その原著となる「マネジメント」などの著作を読んだほうがいいのかもしれませんが、この抜粋版でも十分に内容を知り、自分に当てはめ、反省したり示唆を得たりすることができます。
近代マネジメント論の太祖ともいわれるドラッカーの真髄を十分にしったうえでの編集がなされているからでしょう。
内容は、まさにマネジメントリーダー、日本の会社で言えば、課長や部長などの管理職、前線で指揮をとりつつ、自分も積極的に仕事をするリーダーの、マネジメントのとり方と、自分の仕事の仕方を示してくれています。
たとえば、ドラッカーによれば、プレイヤーとして抜群の成績を収めていた人が、いざ管理職に場適されると、普通の成績か、ともすれば普通以下の平凡なマネージャーになってしまう例が非常に多い、と述べられています。
その理由は、プレイヤーとして成功した人間は、管理職になっても、その仕事のやり方を「よりうまくやろうとする」からであるとされています。
つまり、プレイヤーとマネージャーは全く仕事のやり方が違うのに、前のやり方を続けようとするから失敗するのだということです。
私も優秀なプレイヤーから管理職になった時にかなり苦労しましたので、この言葉にはガツンと来ました。
今では、なんとか自分の仕事の仕方を苦労しながら変えて(変えざるを得なくなって)
なんとか人並みな成績を上げていますが、マネージャーになった時に誰かがこの一言を言ってくれていたら、どんなに無駄な時間を費やさなくて済んだだろうと思うくらいです。
それほど、この本には、マネジメントリーダーとして仕事するためのポイントが押さえられています。
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