「ファイアパンチ」(藤本タツキ)の読書感想文 書き方の例文 702字

 

読書感想文
「ファイアパンチ」(藤本タツキ)
※702文字※

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無料アプリ漫画、少年ジャンプ+で第一話が2016/4/18に掲載されました。

正義とは何か?

カニバリズム…通常ならばタブーとされる行い。

しかし、人間が生きていけるか分からない極限状況下ですらこの行いは悪なのか?

この物語は、凍土に支配されてしまった世界で農作物・家畜は育ちにくく、狩猟でも動物が捕らえにくい状況となっている。

主人公アグニは、祝福者と呼ばれる特殊能力者で体が傷ついてもすぐに再生する能力を持っていた。

アグニが住む村には老人が数人と自分の妹がいて、アグニは自分の腕を切り落とし、それを村の皆に分け与え、食べてもらうことにしていた。

こんな暮らしをしていたとき、別の地域からヘリで兵士が食料補給、人材補充のために押し寄せてきた。

村の調査で切り落とされた腕を発見した兵士は上官にこのことを報告。

祝福者であった上官は二度と消えない炎を用いて村と人々を焼き払ってしまう。

消えない炎と無限に続く再生…

村の教えと妹の遺言「生きて」の言葉を胸に、復讐のために生き続けること選び、8年かけ、完全にではないが炎を克服する。

とてつもない衝撃だった。あらゆる設定に狂気を感じる。

自らの腕を切り落とすことに痛みを感じないわけではない。

それを分け与える姿はさながら聖者の具現化だ。

妹が子供を作ろうと迫るシーンがあり、ここも背徳的だが、状況とアグニの人間性を考えると当然に感じてしまう。

だからこそ、全てを燃やし尽くした上官に怒りがわく。

一方的な正義の押し付けは圧倒的な悪だ。

必死に生きようとした村を侮蔑し、聖者を一人の怪物にしたこの上官には苦しみぬいたうえでの相応しい死を望む。

今後、アグニの生き様がどうなるかを目に焼き付けていきたいと思う。

 

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