読書感想文
「感情的にならない本」(和田秀樹)
※805文字※
新聞の広告記事に載っていて、興味を引いたこの本。
たまたま図書館で見つけ手に取ってみることにしました。
イライラの処方箋のような本。
最近、家族間での気持ちの行き違いからものすごくイライラとストレスがたまっていました。
この表紙のサブタイトルに「不機嫌な人は幼稚に見える」の文字に赤面。
自分でもそんなことは分かっているのに、キレたら止まらない・・・
じゃあどうしたらいいの!?と言う気持ちで読み進めました。
著者は、精神科医の和田秀樹さんです。
彼自身も、ブログやメールに誹謗中傷を書き込まれて腹が立つ経験があるそう。
賢い方でも凡人のように腹も立つのだな・・・と少しホッとしました。
感情コントロールには、基本的な技術があり、その中で最もシンプルな法則『感情は放っておけばだんだんおさまってくる』ということです。
どういうことかというと、腹が立ったり、悔しかったり、憎いという気持ちを放っておくということです。
その気持ちに集中していれば、余計にイライラするだけ。
それならば、やらなければならないことに目を向けたり外に出かけ、いろいろなものに触れてみましょうということらしいです。
その時に「でも、どうせそんなことしたって・・」と思うのはナンセンス。
「ともかく」行動してみる。
「ともかく」動いても改善されなくても「ひとまず」その結果を受け止める。
実にシンプルな方法だと思いました。
そういえばイライラして出かけた朝でも仕事場でお客様のお子さんが、その小さな手でハイタッチしてくれて「またね~ また来るからね~!」と言ってくれた時は、そのイライラはどこかに吹き飛んでいました。
「何事も決めつけずに、白黒つけないでグレーでもいいじゃない」
そう思える人が感情的にならない人なのだと理解できました。
とても読みやすいし、簡単実行できるテクニックがたくさんあります。
イライラした毎日に風穴を開ける良書です。
もっと早くに読みたかったと思える本でした。
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