「クリーピー」(前川裕)の読書感想文 書き方の例文 714字

 

読書感想文
「クリーピー」(前川裕)
※714文字※

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映画公開のあった「クリーピー」という映画の原作を読みました。

内容はミステリーで、映画原作はゾッとします。

隣に住んでいる家族の父親は一見まともに見えるのですが、特徴のない顔をして昼間も自宅にいるし、隣人家族が萎縮している生活を送っているように主人公には見えるのです。

ある日突然、隣人娘が助けを求めにやってきて「あの人は自分の父親ではない、知らない人だ」と言い出します。

しかし逆に隣人娘を略取したということで主人公一家は警察にお世話になってしまい、娘は一時施設に預かる形になってしまいます。

それを隣人夫が強奪をし、その娘を探しながら、隣人夫は本当は何者なのか、を探す話なのですが、本当の隣人夫は既に死んでおり、成りすました男は娘を連れて姿をくらませるのです。

成りすましをする男性が他人に取り入ることが非常にうまく、現実でいうなれば角田美代子のような感じなのです。

相手のちょっとした罪悪感に漬け込んでそこをうまいこと利用をして家族に成りすまし家族の一員になってしまうのです。

ぞっとしてしまうのは、もしかしたら自分の家の隣人もいつの間にか違う人になっているのではないか、と思わせる文章力なのです。

原作の後半辺りから勢いが失速してしまうのですが、中盤辺りまでは確かに名作ですし、これを元に黒沢清監督がどういった内容で映画にしてくれるのかが非常に楽しみです。

試写会にいった人たちからは、原作とは違うけれども非常にうまいこと出来ていると話を聞きますので、今から映画も観ることが楽しみになっています。

黒沢清監督は、自作映画CUREの中で「お前は誰だ」という問いを出したことでも有名です。

ですから、この作品はそこに当たる部分もあり本当に期待しています。

 

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