「おだまり、ローズ」(ロジーナ・ハリソン)の読書感想文 書き方の例文 637字

 

読書感想文
「おだまり、ローズ」(ロジーナ・ハリソン)
※637文字※

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古き良きイギリスにおける、女主人とメイドの長い長い生活の物語です。

今とは違って階級で人間が厳しく分かたれていた時代ですが、それぞれがお互いを認め合い、それぞれの立場で尊重し合って生活を営んでいく姿は、羨ましくもあります。

自分は、ローズのように誰かにひたすらお仕えする人生を送りたくはありませんが、深く信頼する主人に、愛情と勇気と機転をもって奉仕するのは素晴らしいことには違いないのでしょう。

言葉の端々には主人への愛情が感じられて、とてもうらやましいと思います。

ローズの周りにいる人々もとても魅力的な人ばかりです。

一つの家に仕えて一緒に長年生活しているので、お互いのことがよく分かりあっているのです。

ひとつひとつの出来事が丁寧に、ローズの視線から語られていますが、その時代といったものがいっそう物語の魅力を増していると思います。

それになんといってもローズの文章がいいのです。

ところどころにちりばめられたユーモアや批判精神が、飾らなくて芯の強いローズの人柄をしのばせてくれます。

いち女性の回顧録でドラマチックな出来事が並ぶわけではないのですが、分厚い本を一気に読ませてくれる力があります。

自分勝手な女主人に最初は戸惑いつつも、しだいに心をひかれて気持ちを通わせていくストーリーはとても感動的でした。

でも、ローズは盲目的に主人に従っているわけではないのです。

時には言い返し、辛辣な一言を言ったりするのです。

そこがイギリスらしいありかたなのでしょう。

大人にこそ読んでほしい物語です。

 

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