「3月のライオン」(羽海野チカ)の読書感想文 書き方の例文 739字

 

読書感想文
「3月のライオン」(羽海野チカ)
※739文字※

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羽海野先生の漫画なら面白くないはずがないと思って、新作の「3月のライオン」も読むことにしたのですが、”面白い”をはるかに超えた漫画です

娯楽的なヒューマンドラマではなく、人間の心をどこまでも深く掘り下げた作品だと私は思います。

主人公は、中学生にしてプロ棋士となった桐山零という男子高校生なのですが、単なる将棋漫画ではありません。

ストーリーの随所に”生きる”、”家族のつながり”という深いテーマが潜んでいるように思います。

自分のせいで養父母家庭を壊してしまったという思いに苦しみながら、生きるために棋士になった零。

そんな零はひょんなことから下町の家族と交流するようになり、零のことを真剣に想ってくれる教師とも出会い、少しずつ零の心の凍りがとけていく様子が描かれています。

いま私は社会人ですが、思春期の頃に読んでおけば、辛かった学校生活をどれほど支えてくれただろうかと思います。

きっと、学校にも家庭にも居場所のなかった零と自分をだぶらせ、心が落ち着いたでしょう。

零がそうであったように、いつかは自分のことを暖かく受け入れてくれる人が現れるかもしれないと希望を持ったでしょう。

「結果がどうであれ、逃げない記憶が欲しかった」と零が話すシーンを読んで、逃げ癖がついていた思春期の私は困難に立ち向かう勇気をもらえたことでしょう。

思春期を経て社会人になった人でも漫画で描かれる人の温かさ、愚かさ、ひたむきさを前に、
”人(家族)の中で生きるとはどういうことなのだろう”ということを考えずにはおれないでしょう。

どの世代の人にとっても、この漫画は人生のバイブルになると思います。

深刻なシーンと笑いのあるシーンと両方あるので、シリアスで重そうな漫画だなんて尻込みせずに、皆さんに是非読んで欲しいです。

 

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