「ナイルパーチの女子会」(柚木麻子)を読書感想文 書き方の例文647字

 

読書感想文
ナイルパーチの女子会」(柚木麻子)
※647文字※

広告

あらすじを見て主人公が同い年であったことに興味が沸き何気なく読んだ一作でした。

女性ならではのおぞましさと自分を振り返ってしまう読んだ感想としては、角田光代や辻村深月さんの作品のような女性ならではのドロドロとした感情をえぐり取られ、縛られるようなそんな作品です。

物語は2人の対照的な女性を題材にしています。

1人は商社で働くキャリアウーマンで仕事はできるが、どこか自分の枠の中に全て収めようとする女性栄利子と、一見ゆるくて自由に日々を送っている主婦ブロガー翔子。

最初は意気投合するものの、徐々に軋みが現れ始めるというものです。

もう、この設定から大体の流れは予想できそうなのですが、怖いのが登場人物2人のどちらにも私は共感できなかったのですが、2人が持っている孤独感や猜疑心、虚栄心には女性なら誰でもうなずいてしまう部分があると思います。

また女性の友人関係は、深入りしてしまい一歩間違えば依存関係になってしまいかねない危険な点であるということも、思わず自分の今までの友人との関係に重ね合わせてしまうような気まずさがありました。

また、現代社会が抱えている顔の見えないインターネットでの情報発信の恐ろしさや、栄利子が働く商社で取り扱っている回転ずしの魚の話等ちょっとした怖い問題も混ぜこめられていて興味を持って読めました。

読んでいるときは続きが気になり一気に読み進めてしまいますが、栄利子と翔子に対する違和感、そして派遣社員の真織の狂気的な行動に翻弄されて読了後はダークな疲労感が襲ってくるそんな作品です。

 

⇊本が欲しくなった方はこちらから⇊