「私の行き方考え方」(松下幸之助)の読書感想文 書き方の例文2031字

 

読書感想文
「私の行き方考え方」(松下幸之助)
※2031文字※

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私が仕事の研修で読んだビジネス書の中でももっとも感銘を受けた著書についてご紹介したいと思います。

わたしはいろいろな経営者の考え方を参考にして自分の仕事にどう当てはまるのか、そして自分の努める企業が参考になるところはないのかというところをポイントにして読んでいます。

では、最近読んだ中で印象に残っている作品です。

それは松下幸之助氏の生涯を描いた「わたしの行き方考え方」です。

これは松下幸之助氏が一人で松下電器をつくりあげた歴史だけではなく、生まれてからの生い立ちやビジネス以外に対する松下幸之助氏のさまざまな考え方を鮮明につづったものです。

正直言って、まもなく創業100年を迎えようとしているような会社の経営者の言葉や考え方ばかりなので古いところも多いのかなと思いましたが決してそんなことはありません。

時代を越えて、経営にも人間の行き方にも非常に参考になる多くのエッセンスが松下幸之助氏の言葉や行動には詰め込まれています。

その時代を越えて、反映されるべき言葉の数々のうち、いくつかをご紹介したいと思います。

まずは何といっても企業の存在価値に対する松下幸之助氏の考え方です。

「企業は社会の公器である」という考え方をされています。

これは企業は社会に貢献してこそ、その役割を果たすことができるという一言に置き換えられるのですが、深い考え方をすれば、社会に役に立たないような商品やサービスを展開しているようでは、売り上げも上がらず、その社会のお役立ちの還元である利益も得ることができず、
最終的には社会に貢献できていないから企業として成立しないということです。

当たり前のように聴こえますが、今の企業経営に当てはめてみるとこうした当たり前の考え方や講堂ができていないところも多くあり、それができないからこそ、経営がうまくいっていないという場合もあるわけです。

次に「素直な心」です。

松下幸之助氏は常に素直な心で物事に当たろうというスタンスです。

では、この素直な心とは一体どんな意味をさすのでしょうか。

それは何の先入観も持たず、ありのままに物事を見つめて、あるべき姿や形を考えていくことが大事ということになります。

実際の例としては松下幸之助氏は自分自身が高等教育を受けていないこともあって、部下の言葉をとにかく、まずは聞き入れるところから入ります。

まさしく、素直な心で周りの言葉を組み入れてそこから行動に起こすわけです。

本人曰く、自分自身に学歴がなかったからこそ、素直な心で部下や周囲の言葉を素直に聞き入れることができた。

逆に自分自身が素直な心を持たずに周囲に対峙しようとすれば、これほどの発展はなかったかも知れないとおっしゃっています。

次に、経営理念の大切さについても創業当初から常に語っています。

前述で企業は社会の公器という考え方をご紹介しました。

この経営理念に関しても、なぜ、経営理念が必要かと問われれば、それは企業が存続するに当たって、さまざまな岐路に立つことがある。

そこで経営者であれ、担当者であれ、なにか拠り所になるべきものが必要になったとき、それはすべて経営理念になるという考え方です。

この経営理念がしっかり従業員に浸透してさえいれば、大きな過ちが起こらない。

そして、大企業になっても、松下幸之助氏が部下に仕事を任せるといえるのは、この経営理念をみなが理解してそこに基づいた行動をしてくれることを信じているからなのです。

これも実際に今の企業の不正の数々や経営方針の失敗を見ていてもなるほどと感じるところです。

もちろん、昔に比べるといろいろな経営に関する環境は複雑化していて、判断が難しいところもあるかもしれません。

しかし、今、不正が問われているような出来事はどんな企業でもしっかりした経営理念を儲け、それを理解していれば、起こらないレベルの話も結構あると思うからです。

特に三菱自動車の燃費不正問題などは立派な経営理念がありながら、それがトップから担当者までまったく理解されず、実践もされず言葉だけになっていた悪い事例になっているのかも
しれません。

さて、こうして松下幸之助氏の経営にまつわるまさしく目からうろこ、時代を越えて共有されるべき言葉に感銘を受けてきたわけですが、何といってもこの書籍は経営者としての松下幸之助氏を描くだけではなく、人間、松下幸之助氏の歴史もつぶさに描いています。

和歌山に生まれ、単身大阪に出てきて、電気工事を学び、自分が信じた電気の未来を自分自身の手で切り開いていくというまさに立身出世の物語です。

しかし、その裏には次々重なる兄弟の死や自分自身が病弱であったことに対する悔しさなども描かれています。

しかしながら、わたしは松下幸之助氏が強い信念を持っていたことには本当に感服するしかないと思いました。

この強い信念と素直な心、自分もビジネスマンとして是非とも少しでも見習いたいと考えるばかりです。

 

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