「永遠の0」(百田尚樹)の読書感想文 書き方の例文1449字

 

読書感想文
「永遠の0」(百田尚樹)
※1449文字※

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先ず、この本を読む前に,余り本など読んだ事の無い息子が、戦争の記憶が今だの残る小生に向かって
「久し振りに面白い本を読んだ。0戦の搭乗員が主役の戦争物で物凄く面白かった。読んでみな」と言って、一冊の分厚い文庫本を渡された。

見ると、百田尚樹の「永遠の0」であった。

百田尚樹といえば過去にNHKの経営委員に推薦された人物であり、又、先の都知事の選挙において百田氏が田母神氏を応援し、東京都民なら彼を応援し投票すると公言した人物で、尚且つ、応援演説でも物議を醸した人物であった。

無論、田母神氏は落選はしたが、元航空自衛隊の大幹部であった人物です。

又、彼はその後の著書で「海賊とよばれた男」等のベストセラー作家としても知られる百田尚樹氏であるが、そのマスコミ界での発言や著作で、これまでに数々の共感や感動似あわせて、社会に様々な物議も醸してきた人物でもあるのです。

ごく最近では最新版として「カエルの楽園」も又、発売から早々に此の本自体に議論を呼んでいるのです。

まさに今時稀有な作家とも言えそうです。

こんなことで、戦争物もさることながら原作者の百田尚樹の特異な存在に興味を引かれて、この小説を早速読んでみました。

実は、この本を読む前に孫に連れられて宮崎駿の評判のアニメである0戦を開発した堀越二郎の半生を描いた「風立ちぬ」(ゼロ戦が出来上がるまでのアニメ)という映画を観た直後で、関連性を探りながら思い切って読み始めたのです。

読み始まってからは物語や内容に引きこまれ、一気に読み終わりました。

勿論、映画としても可也話題になりましたが、そして、小生自身もその後にDVDでの岡田准一氏主演の映画を見ることにもなったのです。

この物語は、今までの戦争映画とはチョット趣を異にしていて、物語の内容も大いに異質なものでした。

物語の展開は先ず、現代という時代から始り、戦争当時(太平洋戦争)を交互に描写しながら、それを交錯させながら進行してゆくのです。

主人公は0戦(零戦)のパイロットであるが、感情的には絶対生きて帰るという信念が連ねているところに、普通の戦争物語とは異なるのです。

それでも、戦局が次第に悪化するなか、遂に零戦の特攻隊員になって戦友と共に戦死してゆくのです。 

物語の中枢中核となるのは、主人公が「ヒキョウと言われようがオノレを大切にしろ、必ずや生きて母国へ帰れと」、と自分を諭しながら、そして上司、教官になっても部下たちに諭すのである。

この様な考え方は、戦時下の一兵員のとしては卑怯者とされるのが普通であり、許されないことであった。

しかし、主人公は同僚の手前もあり自ら志願して死地へと向かい、散ってゆくのである。

この時主人公は思わぬ行動にでて、物語は意外な方向へと展開してゆくのです。

此の物語の根底には、現在は失われつつある日本人には特有の自己犠牲という精神が強く有り、そして、人ととして、又、家族として生き抜くためにはあらゆる手段が必要だった時代でも有ります。

何れにしても当時は、生き延びるには戦中にしろ戦後にしろ軍事面での強圧と敗戦という混乱の時代でも有り、非常に過酷な時代であったというのが、判りすぎるほど理解できるのです。

ただ、ごく近年において此のような苦難の時代が現実として存在していた、ということが現代人、特に若い人たちに本当の意味で理解できるかどうか疑問であるが、是非、理解して欲しいという願望も有りますね。

但し、理解するというは、先の展望をも同時に考えることですが。

 

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