「勝負師の極意」(武豊)の読書感想文 書き方の例文2011字

 

読書感想文
「勝負師の極意」(武豊)
※2011文字※

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「武豊」と聞いてその名前を知らない日本人はいないのではないでしょうか。

たとえ、ふだんから競馬をしなくてもその名前は誰でも知っています。

まさしく、競馬というスポーツの代名詞でもあるといえます。

その天才武豊の若いころからの考え方、そして数年前の落馬事故により、勝ち星が上がらなかったときの苦悩、そしてそのスランプを脱出した今、これからどうありたいかまでを武豊自身がエッセイとしてつづった作品です。

競馬ファンのみならず、ビジネスマンもこの天才武豊かの考え方、ポジティブシンキング、表に出ない闘争心、ライバル心は間違いなく参考になりますので一読することをお勧めしたい一冊になります。

まず、武豊本人が自分自身の境遇を語るところからスタートするのですが、かれは父親もトップジョッキーでうまれながらに競馬界のプリンスでした。

子供のころからプレッシャーに負けそうになっていたのかともいましたが実際はそうではありません。
気がつくと身近に競走馬がいて、競馬が好きになり、その思いのままにジョッキーへの道を歩んだとタンタンと語っていくわけです。

その言葉にはうそはないのだろうと思います。

何しろ、バラエティ番組に出ても、トーク番組に出ていてもこの著書の中で語っているように常に自然体であることがわかるからです。

そして、その自然体ということがわかるのは彼の人間関係の構築です。

どうしても我々はある程度の打算があったり、計算をもって人間と付き合おうとするところはありますが武豊はここでも自然体です。

馬主や厩舎関係者との付き合いもとにかく自然体です。

上から目線もなく、こびへつらわず、自然体で接することでここまでのジョッキー生活を送ってきています。

そして、この著書のタイトルにも出ている「勝負師」という観点からの彼の考え方です。

この作品を読んでいてなる程と思ったことがあります。

それは競馬界の最高の栄誉である「日本ダービー」優勝に対する考え方です。

だれもが競馬に携わっている以上は一度は勝ちたい、一度は出走させたい、一度は騎乗したいというコメントをするものです。

しかし、武豊は違います。

一度駆ったら、次も勝ちたい、次も勝ったらまた次勝ちたいという思いを持っていて、著書の中でも同じように語っています。

実際に日本ダービーに買ったジョッキーで武豊と同じように感じる人間がどれだけいるでしょうか。

天才武豊、勝負師武豊であるが故のコメント、考え方ではないかと思います。

あくなき探究心、向上心もここから読み取ることができます。

次に武豊の海外に対する思いです。これは一般企業でも同じことが当てはまると思いました。

とにかく海外で日本競馬の強さを照明したい、そして自分もうまくなりたい、その一身だけで若いころから海外の競馬に積極的に携わってきたというわけです。

実際に海外競馬での勝ち星も100勝を越えるそうです。

これを見たときに、日本人ももっと海外でいかに自国の強さやすばらしさを見せ付けるために何ができるのかを積極的に考えて、行動に移さねばならないのではないかと私自身考えさせられました。

武豊自身はジョッキーという職業を通じて、自身の力だけではなく、日本の競馬界の力を世界に示そうとしているのです。

そして、この著書の中でも世界最高峰のレースであるフランス凱旋門賞を日本のサラブレッドで優勝することが目標とたんたんと言い切ります。

実際に日本の競走馬で近年上位に食い込むことも多々ありますが、天才武豊にいわせるとまだまだ最後の詰めにはいろいろな壁があると言い切ります。

このあたりは、勝負師武豊でないとわからないところもあるのではないでしょうか。

作品の中だけでは読み取ることは難しいところです。

そして、これからの天才武豊、勝負師武豊のなりたい姿、ありたい姿を自身で語っています。

ここまですばらしい成績をあげてきて、一時のスランプを脱した状態でも彼は常に「うまくなりたい」と考えています。

体の続く限りジョッキーでありたいと彼は語っています。

何と45歳を越えているに喪かかわらず。

私も今年で42歳になりますがこの生涯現役希望、現役宣言を聞いているともっと頑張らなければならないと、励まされている気持ちになります。

もちろん、武豊のように天才ではなくとも、天性の勝負勘をもっていなくともそのスピリッツだけはまねることは出来るはずなのです。

冒頭にも記載しましたが、武豊の考え方、ポジティブシンキングはもっと日本のビジネスマンが見習って、その経営や考え方にも反映させてもよいのではないかと感じるところが多くあります。

そして、自分自身が立ち止まってしまったのではないかと自覚したときには、この作品を読んで、改めて自分自身の歩みを止めない、原動力にしてもらえたらと思います。

それだけの力を武豊の生きかた、言葉は間違いなく秘めています。

私自身は非常に参考になっていて、たまに読み返しています。

 

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