「一日一生」読書感想文の書き方の例文1200字

※1208文字

「一日一生」(酒井雄哉)を読んでの感想

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無理しなくていいんだよ。
無理っていうのは自分にとって理に通らないようなこと。
それならやんない方がいいんだな。
このような文章が書かれているこの本は、今読んでも、
私にとってはやっぱり心にしみる本です。
この本は天台宗の僧侶だった、酒井雄哉さんが書かれた
『一日一生』という本です。

酒井雄哉さんは、比叡山延暦寺の千日回峰行を2度も満行された方です。
大阿闍梨様と呼ばれた、大変素晴らしい方ですが、
人柄はとても気さくで本当に優しいお方です。
私が初めてこの本を読んだのは、もうずいぶん前のことになります。
最初はある新聞の一面に、酒井雄哉さんのことが載っていて、
この本の内容も書かれていました。

何気にその記事を読んだ私は、文章が心にストンと落ちてきて、
なんとも表現出来ない気持ちになったことをよく覚えています。
そしてその後、涙が出てきて止まらなくなりました。
なぜなら当時の私は、本当に辛いことがあり、生きていてのが
しんどくて、たまらなかったからです。
冒頭の文章の他にも、日々を無理せず、ひがまず、
焦らず水の流れのごとく生きればいい。
溜まりに入ってもあわてることないよ。
よどみも徐々に解かれていくから、とあります。
水の流れのごとく生きる…。
本当に辛くていろいろな事があった私は、この文章を読んだ後、
本当に心が洗われていくような気がしました。

私はその新聞記事を読んだ次の日、すぐに本屋さんに行き
この本を購入しました。
新聞記事だけでも十分なくらいの感銘を受けた私ですが、
改めて本を読んでみて、ますます感銘を受けました。
一日を一生の如く生きるということは、
毎日を大事に過ごすことだと思います。
毎日、特別に何かをするというわけではなく、
同じような毎日であるけれど、その毎日を大切に過ごしなさい
とこの本は教えてくれます。
ずいぶんと辛い時期があった私ですが、この酒井雄哉さんの
書かれた『一日一生』のおかげで、本当に救われました。

今まで、いろいろ本を読みましたが、何かを読んでこのような
救われた気持ちになったことはありませんでした。
この『一日一生』は私自身を、そして私の人生を変えてくれた
と言っても決して過言ではありません。
惜しくも酒井雄哉さんは平成25年にお亡くなりになられました。
訃報の知らせを新聞で読んだ時、私は人生の師匠を無くしたように感じ、
本当に悲しい気持ちになりました。
でもこの本は私のそばに何時でも寄り添ってくれています。
辛い時期から立ち直った私ですが、それでも時折悲しく、
辛い時もあります。
そんな時はこの本を開きゆっくりと読みます。
すると酒井雄哉さんが、笑顔で優しく語りかけてくれるような気になり、
そしてまた元気をもらうのです。
私は一日を一生のように大切に、そして水の流れのごとく
生きればいいのだと酒井雄哉さんに教わり、生きていくことが
辛くなくなりました。
きっとこの本はこれからも、生きている限り、
何度も私の力になってくれることでしょう。