「物の見方 考え方」読書感想文の書き方の例文2000字

※2005文字

「物の見方 考え方」(松下幸之助)を読んでの感想

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「物の見方考え方」は経営の神様 松下幸之助氏が自身の経営経験に
基づいて次代に伝えるためにまとめあげたものです。
わたしは社会人になってからも折に触れて、偉大な経営者の考え方を学ぶために
松下幸之助氏だけではなく、孫正義氏や海外の経営者の著書も読むようにしています。
こうした方々の著書を読んでいて共通する部分があります。
それはいつの時代も経営において変わらないものがあるということです。
もちろん、それは顧客の視線を向いたビジネスモデルを作ることであったり、
従業員の育成であったり、社会貢献活動であったりするわけです。
この「物の見方考え方」にも松下幸之助氏が時代に伝えるべき経営のエッセンスが
盛り込まれています。

いくつか印象に残ったところをご紹介してわたしの感想を入れたいと思います。
まずは「責任の持ち方」についてです。
松下幸之助氏は終始一貫、自分自身は知識も学歴もないから、できるだけ
部下の言うことを効いて、かつそれを部下に全て任す。
そしてやりきることをきちんとやりきったのであれば、責任はすべて経営者である
自分が負うというスタンスをとっていました。
さらにそれは経営というレベルではなく、実務レベルでも同様に考えるべし
というのが指導方法です。
これにはなるほどと思いました。
今の時代、個人のスキルが重要視されすぎて、組織で動くことがうまく稼動できて
いないという難点があります。
こうした「任し任される」という関係は「責任を持つ」ことがセットであるのです。
これを今のビジネスマンは頭の中ではわかっていながらも実践できていません。
これはすぐにでも実践すべきだと思いました。

次に「金が目的だけで仕事はできぬ」という考え方です。
これも松下幸之助氏は従来から全てのステークホルダーがウィンウィンに
ならなければ、仕事は成功とはいえぬし、長続きしないという考え方を周囲に
語っています。
ここに由来する考え方であると私は捉えています。
要するにお金儲けだけを商売として考えているとステークホルダーに
迷惑をかけたり、社会の貢献につながらない仕事を行っていても気づかなくなる
ということを松下幸之助氏は暗に伝えたかったのではないでしょうか。

さらに追求して言うのであれば、
「企業の利益は社会へ貢献したことへのご褒美である」と松下幸之助氏は
常々語っています。
こうした考え方からもお金だけに執着した商売、ビジネスはどこかで頓挫して
しまうと考えねばなりません。
これからの企業も目先の利益や売り上げにとらわれず、もっと大きな観点で
ビジネスモデルを考えていかねばならないでしょう。

さらに「事業に失敗したらどうなるか?」という松下幸之助氏の考え方も非常に
興味深いものでした。
単純に考えると事業に失敗したら倒産すると短絡的に考えがちですが、
松下幸之助氏はもっと大きな観点で考えます。
まず、その事業に携わってくれた方々に何とお詫びを申し上げるべきか、
何で恩返しをすべきなのか、なぜ、ビジネスに失敗したのかをしっかり
考えるべきという対極的な考え方を述べています。
当たり前のことかもしれませんがいざ、自分が経営者となって同じ立場に立った
場合、おそらく自分のことだけで精一杯になってしまうのが世の常でしょう。
松下幸之助氏はさらに一歩踏み込んで事業の失敗に関しても捉えるべきだと
述べているわけです。
これは経営レベルではなく、自分自身の仕事の失敗に関しても同じことが
当てはまると私自身は感じています。
規模の大小はあれども関係者に以下にお詫びするか、この失敗をいかすために
何をすべきかをしっかり考える貴重な機会として捉えていきたいと思います。

また、わたしがなるほどと目からうろこだったのが、
「人多くして人なし」という考え方です。
簡単に言うといかに人数や頭数が多くとも自主性や自分ごととして
物事を考えることができず、何となく他人事として動くような人間が
集まるだけでは、物事はうまくいかないということです。
一言で言うと烏合の衆にはなるなということを松下幸之助氏はいいたいわけです。
私自身、仕事に関してはとにかく他人事にはしたくないというポリシーをもって
ここまで頑張ってきたという自覚があるので
この松下幸之助氏の言葉は非常に力強く、ある意味自信を持つことができました。
特に松下幸之助氏は一代にして大企業を築いたため、大企業病ともいえるこのような症状を非常に恐れていたのではないかと私なりに分析しています。

この「物の見方考え方」には他にもいろいろな松下幸之助氏が経営に対する時代に
伝えたい考え方をわかりやすく紹介しています。
全てが目からうろこのすばらしい謹厳ばかりです。
冒頭でも記載しましたが、こうした言葉の数々や考え方は普遍的なもの
であるはずです。
時代を越えて、こうした言葉がこれからも日本のビジネスマンの中にいき続けて
いくことを、現代に生きるビジネスマンとして願ってやみません。