「フリーター家を買う」読書感想文の書き方の例文1200字

※1217文字

「フリーター家を買う」()を読んでの感想

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フリーター家を買う。
タイトルだけを聞くと非常にシンプルでわかりやすいように
思いますが、この作品を読んでみると現代社会の矛盾なども
感じることがあります。
そもそも作者の有川さんは日常的な出来事を作品化することが多く、
大きな社会課題等に対するデモは少ないものの今回の作品は
フリーターと言う若い世代が多いことに対する課題提起のようにも
感じました。
主人公はどこにでもいる若者ですが、現代の若者らしくなかなか
定職に就くことができず、そんな自分に矛盾を感じながらも
フリーターとして生活をしている20代後半の男性です。
もちろん、両親も息子に対していろいろなアドバイスを送りますが
なかなか本人はその気になることができません。
この部分を読んで私が思ったのは、今の時代、日本にはフリーター
であってもそれなりに生活をしていけるだけのプラットフォームが
あるということです。
逆にブラック企業に就職して、拘束時間の多い、かつ賃金の低い
企業に勤めるよりも、最低限の生活にはなりますがフリーターと
して自分の好きな時間だけ働いて、かつ自宅に住むことができれば、
十分な生活をしていくことができます。

もちろん、自己実現を行うためにはフリーターと言う職業ではなかなか
難しいことがあります。
さらにこの作品の主人公のようにある程度の年齢になって、結婚も考え
にもならないということになれば、なおさらのことです。
そして、最終的には頼りにしていた両親さえも自分より先に先立つわけです。
しかし、プリンターとして生活をしている人間にとっては、こうした現実を
理解できていない人間も多いし、仮にわかっていても現実を見ようとしない
人間も多いのが実際のところです。
しかし、この作品の中ではタイトル通り、フリーターのあなたのモチベーシ
ョンとなる家を買うと言うミッションが生まれてきます。
それも両親のためにお金を稼いで飯を買いたいと言うある意味では
フリーターにとっては大きな決心になるわけです。
高校や大学を出て普通に働いている人間であれば当たり前のことかもしれません。
そして、フリーターの立場ながらもいかにしていかにして自宅いかにして
自宅を立てることができるか真剣に考え始めるわけです。
ここの部分だけを見ると非常に若者の心境に変化が起こったこと、どんな
立場の人間であろうと決心や志次第でいろいろなことができるのではないかと
希望を与えることができるのではないかと思います。

幸いなことにこの主人公の周りには心優しい人間が多く、恋人でさえも結婚
の約束はできないにしても彼のことを応援しようとする姿は非常に
うらやましい限りです。
最終的にはいいかもこうした経験を経て、立派な社会人になっていくと
言うのであれば、それなりに認めることもできるかもしれません。
しかしながらこの作品のように全てのフリーターが自立できるとは限らないので
作品の美しい部分だけを見つめると失敗するということも作品を読んでいる
中で感じました。