「ホームレス中学生」(田村裕)の読書感想文 書き方の例文 2000字

 

読書感想文
「ホームレス中学生」(田村裕)
※2001文字※

広告

私はこの本を何年も前に読み、その時も大きな感動に包まれました。

田村さんは凄い!

中学生で既に壮絶な経験をしている。

田村さんのお兄さん、お姉さんも共に良く頑張りました!

そしてお友達の川井よしや君とお母さんの温かさ。

よしや君の家は、子供が四人も居る。

たむちん(田村少年)が初めて、川井家にご飯を食べさせて貰うのにお邪魔した時に、よしや君はお母さんに

「ご飯、たむちんの分も作って」と言い

「あっ、たむちん?初めまして。ご飯食べていくの?」

「食べさせてもらっていいですか?」

「わかったぁ」と家族の様な暖かい会話をしました。

家族+たむちんで七人分のご飯は大変だろうに、ひとつ返事で快く引き受けてくれた、優しいお母さん!

ふと我に返る私。

子供の友達が遊びに来た時、ご飯は作ったけど、その子達を自分の子の様に大きな愛情をたっぷり注いであげたかな?

何か困っていた子はいなかったかな?

本音で話したかな?

今更ながら、反省。

よしや君のお母さんは、ご飯を作っただけでなく、たむちんの事情を聞いた上で、川井家に住まわせてくれて、足りない下着も買ったり面倒を見てくれ、後々、ご近所と相談して、たむちんのお兄さん、お姉さんと3人で暮らす家を借りてくれる。

これはお母さんだけでなく、お父さんも理解があり人情味のある方だとわかります。

お母さんが幾らそうしたいと思っても、お父さんの協力がないと、経済的にも出来ない事だから。

川井家のご両親は、たむちんの心身を育てた要だと感じました。

そして!

忘れてはならない、たむちんを大きな愛で包んでくれた方がもうお1人居るのを、久々に読んで思い出しました!

高一の担任の工藤先生。

「私を先生と呼ばないでほしい」

と言ったり、髪が茶色くても、皆と違う制服でも、それも個性で、自分の責任でやったらいいと主張し、他の先生と意見が合わなくても、軸がぶれない先生。

たまたま放課後に会い、話し掛けられ、先生の方から悩みを相談されて、たむちんは、徐々にこの人にならと本音を話す。

生きてること自体に興味が無いこと。

15年生きてきて、もう十分なこと。

最後に誰かの役に立って死にたいこと。

早くお母さんに会いたいこと。

それを聞いた工藤先生は手紙を書いてきてくれる。

そこにはありのままの田村君が好きで、必要な存在であること。

亡くなったお母さんは、田村君と兄姉が楽しく笑って生きることを喜んでくれるのでは?と言うこと。

それを読んで、田村君は変わる。

自分が誰かの役に立って、皆に褒められる事がお母さんが褒められる事に繋がるとわかった。

生きる希望を与え、1人の生徒を救った先生。

先生も昔、生きて行くのにしんどくて最愛の父を失い落ち込んだ事もあった。

痛みを知る人は、他人にもホントに優しい。

工藤先生だけじゃない、中学の先生達も「田村! うどん食うて帰るか?」

と何かと声を掛けてくれたり、高校バスケ部顧問の山川先生も試合での交通費や、ユニフォームを新調した時など、常にお金の心配をしてくれて貸してくれた。

そう言えば、私がまだ小学校だった頃は、今みたいに裕福な家庭ばかりではなく、給食費を払えない子には、先生がそっと立て替えてくれたりしていました!

大人達がそっと助けてくれていた良い時代だった。

今は経済的には発展したのだろうけど、人の優しさとか、助け合いという意味では、良い時代とは言えないかも。

お節介になろうが、困ってる人には踏み込んで行こう、と思う。

最後の「母に今伝えたいこと」も良かった。

田村さんの母への愛はとても大きくて、末っ子でアトピーだったから甘えた、と書いてあるけど、きっとお母さんはお子さん3人共、分け隔てなく愛情を与えてると思いました。

何故ならば、お兄さんが弟を思う家族愛にも繋がっているから。

御自身よりも妹や弟を思いやり。

弟が困らぬ様にお小遣いを多めに渡してくれたり、部活を続けられる様にバッシュを買ってくれたり、高校の相談にも乗ってくれたり、NSCでは身を引いて弟を応援してくれた。

また母親代わりに、細々と注意してくれたり、食べるものがない時も何千回も噛んで味の向こう側を発見した努力家のお姉さん。

良い兄姉に恵まれました!

そして「解散!」を告げたお父さんを恨む事もなく、当時、何も力になってあげられなかったと振り返る田村さんは優しい!

余りテレビを見ない私ですが、麒麟は知っていました。

この本が出た当時、即買い、感動し、息子や娘に読ませ、甥っ子にも送り、多くの人に知って貰いたいと感動した旨伝えて来ました。

先日、図書館に行き何年振りかに手に取ると、再び感動の余り人目もはばからず、泣いてしまいました。

田村さんの「お湯に感動できる幸せのハードルの低い人生を愛しています」という言葉にとても共感しています。

この本を読んで、当たり前の日常なんてないんだ、毎日感謝して生きないと、と改めて感じています。

多くの人に読んで貰いたいオススメの本です。

 

⇊本が欲しくなった方はこちらから⇊